これだけは揃えよう!卵生メダカ飼育に必要なものリスト

卵生メダカ飼育の準備をしよう!

さぁ、卵生メダカの飼育をはじめましょう!

はじめるにあたり、どんな準備が必要になるでしょう?

この記事では、具体的に水槽を立ち上げ、ペアを導入してどのように飼育していくか、用意するものを1つ1つ挙げて解説していきます。

水槽

30センチ以下の小型水槽を用意しましょう。
1ペア飼育であれば25センチ角あれば充分です。
ガラス瓶のようにあまり小さすぎると、水が汚れやすく水質が不安定になりやすいです。

材質はアクリル製でもガラス製でもよいです。
最近はどちらも同じくらいの値段で売っています。

アクリル水槽のメリットは軽いこと。水槽を洗う時に便利です。
逆にデメリットは傷がつきやすいこと。一度傷がつくと目立って観賞時にけっこう気になるものです。

一方のガラス水槽はメリットとデメリットが真逆で、重くて傷がつきにくい。

どちらを選ぶかは人それぞれですが、私はこのガラス水槽を使っています。

透明感にこだわるフレームレスガラス水槽 W25×H17×D21cm

細かな傷がつきいガラス水槽でクリアで見やすくリーズナブルです。私の場合、水道の近くに水槽を置いてるため、水槽丸ごと大掃除の時でも持ち上げて距離を移動することがないので、水槽の重さはあまり気にならないこともガラス水槽を選んだ理由です。ちなみにこの25センチ水槽だと水量は7Lくらいです。

また、水槽に蓋はいらないです。
ノソブランキウスはジャンプして飛び出す心配はほとんどありません。
(アフィオセミオンなどは飛び出す可能性あるので注意)
また、私の場合、フィルターを使わず水面から酸素を取り込むスタイルですので、蓋をすると酸素が取り込みづらくなるデメリットがあります。

水は水道水をテトラ コントラコロラインなどの塩素中和剤でカルキ抜きしただけでオーケーです。

ただ、一番最初に水槽を立ち上げ魚を導入する時だけは、100%水道水だと導入前に育った飼育水の水質がわからないため、その水質ギャップが大きいと魚が対応できずに弱る可能性があります。

魚を導入する際は個体と一緒に入っている飼育水をできるだけ多く使うとよいでしょう。
魚を入手する際に、飼育水を多めにください、と言うと大抵は多めに入れてくれます。

水道水に含まれるカルキ(塩素)やクロラミンを速やかに中和し無害にする定番水質中和剤。

ヒーター

小型水槽に合わせてヒーターはなるべく小型のものを用意しましょう。
サーモスタットとヒーターが一体型のオーヒーターの小型のものが、小型水槽にはピッタリで使いやすいです。

ちなみに私はメインの25センチ水槽でこちらを使っています。サイズが小ぶりなので魚の泳ぐスペースが確保でき、水底の掃除などの際にも邪魔にならなくてよいです。

小型ボディーに水温コントローラーを内蔵した観賞魚用ヒーター。サイズ9.5 x 2.2 x 4 cm 、制御温度/制度:25.5~27℃±1.5℃
冬場の保温対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています。小型水槽がメインとなる卵生メダカならではのアイデアも紹介していますのでぜひ合わせてご覧ください。
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ラムズホーン

ここからは道具ではありませんが、主役のメダカと一緒に水槽に入れる助っ人たです。

①ラムズホーン
②水草

まずは、ラムズホーン。小さくて可愛い貝の仲間です。

レッドとかピンクとかブルーとかいろいろ種類がありますが、なんでもよいです。

残り餌を食べてくれたり水質向上を助け、メダカに最適な環境を作ってくれます。
ラムズホーンの調子が水質のバロメーターともいえるので、ぜひ導入してください。小型水槽に2匹くらいを目安に。

こちらも町の熱帯魚屋さんではあまり見かけませんが、通信販売でメダカと一緒に売っています。

殻長0.5から1.5cm程度。どんどん殖えます。

他の貝でも代用できるかもしれませんが、なにせ定番なので、よろしく。

ラムズホーンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。どんな貝なのか確認してみてください↓

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水草

次に水草ですが、こちらは薄暗い環境でも成長する種類がよいです。

具体的に言うとアヌビアスナナやミクロソリウムが最適です。

小型水槽なので、高さ5センチくらいで石などに活着しているものが使いやすいです。

あまり光を必要としない水草としてウィロウモスの名前が上がることがありますが、ノソブランキウスの場合は注意が必要です。ノソブランキウスは水底の草や土に卵を産むことから、ウィロウモスに卵を産みつけてしまうことがあります。
卵は産みつけた産卵床ごと乾燥させて休眠させる必要があるため、その時にウィロウモスが腐ってしまうため好ましくありません。

あと、あると良いのが浮草です。水面に浮かべて増えていく種類でアマゾンフロッグピッドやマツモなどが有名です。
他には、ロタラやウォータースプライトなどをそのまま水面に浮かべておいてもよいです。
浮草があると光合成の効果が増し、酸欠防止に一役買いますし、なにせ魚が落ち着きます。

詳しくは、こちらの記事で卵生メダカと相性がよい水草について解説していますので、こちらもご覧ください。

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餌は、2センチ以上の成魚の場合、冷凍アカムシが管理しやすくおすすめです。

生き餌(アカムシ、イトミミズ、ミジンコ、ワーム類)がよいのでしょうが、入手がしにくく管理も大変なので。
冷凍アカムシでグングン成長して繁殖していきます。

冷凍アカムシはペットショップでも通信販売でも購入できますし、冷凍庫に入れておけば1年以上もちます。

市販の冷凍アカムシはブロック状に区分けされており便利ですが、卵生メダカ1-2ペア程度の飼育だと1ブロックでも余ってしまいます。
その場合、冷凍状態のままハサミで切り、1/2か1/3にして使う分だけを小分けにして、あとはまた冷凍しておけばよいです。

また、ブロックのサイズ自体が小さいものが販売されているので、鮮度維持の観点からはこれが一番おすすめです。

手に直接触れることなく、一つずつ取り出せるPTP方式の少量パック

給餌回数は、1日2-3回残餌が残らない量を与えるのがよいとされています。
ただ、働いたりしているとそれは無理なので、1日1回あげられれば充分です。
ちなみに旅行や出張で不在となる場合でも1週間くらい空けておいても生きている生命力はあります。
体験談です。(笑)

餌については、稚魚用も含めてこちらの記事でもまとめて解説しています。

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お掃除用スポイト

小型水槽での卵生メダカ飼育では、基本的に大がかりな水換えはしなくて大丈夫です。

その代わり、毎日の餌やりの時にスポイトで、水槽の底にある今与えた餌の残りや糞を吸い出して捨ててください。
週に1回くらい、減った水量の分だけ新しくカルキ抜きした水を足して、水深を戻してあげれば完璧です。
これでこまめな水換えができていることになり、蒸発した水の補充もできます。

卵生メダカの体調管理にあると非常に重宝するのが「塩」です。

魚の調子が不安定な時に手軽に使えて効果的絶大ですので必ず用意してください。

卵生メダカ飼育での塩の使い方は、下のリンク記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

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(番外編)バックスクリーン

これは特に必要ありませんが好みの問題で設置したい方はどうぞ^_^

小型水槽でのバックスクリーンのアイデアをこちらの記事でご紹介していますので、興味ある方はぜひご覧ください。

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以上、用意する道具や日々の管理も少なくてすむ(ようにしている??)ので皆さん気楽に飼育を始めてみてくださいね。

また、日々のメンテナンスにあると便利な小道具についてこちらの記事で紹介しています。合わせてご覧ください。

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あと、一番肝心なのは主役の卵生メダカですよね。卵生メダカの生体の入手ルートや方法はこちらの記事で解説しています。

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