ノソブランキウス好きのこだわりのアクアリウム
以前、卵生メダカの混泳水槽の楽しみ方についての記事を書きました。
数種類の卵生メダカを混泳させる楽しみ熱帯魚にはいろいろな種類がいてコレクションして楽しむのはアクアリストの醍醐味ですよね。でも卵生メダカには一般的に1品種1水槽で飼育されているイメージがあります。これはグッピーなどでも同様ですが[…]
前回は水草いっぱいの水槽にノソブランキウスとアフィオセミオンを泳がせてなるべくネイチャー感を出したアクアリウムを楽しみましたが、今回はお魚メインで混泳水槽を作ってみました。
私の大のお気に入りはノソブランキウス。ちょっと沼にハマりすぎて水槽の数とともに飼育している品種数もどんどん増えてきました^_^
さまざまな色彩や柄の種類がいるのでコレクション性が高いのが卵生メダカの魅力でもありますよね。
そこで、そんな仲間たちの姿をノソブランキウスのノソブランキウスのためのノソブランキウスだけの混泳水槽ということで、私の個人的なこだわりたっぷりのアクアリウムにしてみました。
魚を邪魔しない水草
お魚メインとは言ってもただのベアタンクではさすがに殺風景なので水草も欲しいところです。ただ、こんもり水草水槽だと魚が水草の影に隠れてしまってあまり魚同士の絡みを味わえません。
ということで、密集して植え込むタイプの水草ではないがボリュームが出せてベアタンクでも使いやすい水草を探してみました。
なかなかそんな都合のよい水草はないかなぁ……ありました!
アヌビアス バルテリーはアヌビアスの中では葉が大きくなる種類で、水槽中でのインパクトは抜群!アヌビアスナナ同様、活着させて使えるので水槽内での移動も楽です。
バルテリーの中でもサイズの大小がありますが、葉の大きさでボリュームを出したいので一番大きいLサイズにしました。一番大きな葉で長さが20センチ以上あります。
バルテリーを入れるだけで、大きな葉が水槽全体を覆い一瞬で水草水槽に早変わりする、すごい水草ですね!正面から見ると緑一色ですが、大きな葉以外は水中に何も無くスカスカなので魚たちの姿が見やすいのがポイントです。
ただ、やはり水草1種類だけだと少し味わいが足りないので、そんな時便利な助っ人水草を投入しています。
そうです。マツモです。
ただ投げ込んで水面に浮かべておけばうまく隙間をカバーしてくれるので雰囲気づくりに最適です^_^
という事で、うまく今回の主旨にマッチした水草を見つけたわけですが、実は最初にバルテリーのLサイズを購入して水槽に入れた時、あまりの大きさにビックリしてしまいました。
私は混泳用に高さが低めの45センチスリム水槽を使っていることもあり、バルテリーの上半分は完全に水槽からはみ出してまさにアクアテラリウム状態^_^
バルテリーのLサイズはかなり丈があるので、一般的には90センチクラスの大型水槽向きのようですね。
そこで、水槽内でバルテリーを完全に横倒しにして葉を正面に向けて入れることにしました。こうすれば高さの無い水槽にも使えます。むしろちょうど水上に葉がはみ出してなかなか味が出て良いものです^_^
バルテリーは水槽内で向きを安定させるために、私のベアタンク御用達アイテム、マルチリングに活着させています。
活着といってもただビニタイでくくりつけてるだけですが…^_^
これで水草の準備はオーケー!
前段が長くなりましたが、いよいよお魚たちを泳がせてみましょう。
ノソブランキウス4種の混泳水槽
今回混泳させる卵生メダカたちはこちら。
ノソブランキウス クリサノヴィ
ノソブランキウス フォーシャイ
ノソブランキウス ピエナアリ
ノソブランキウス ギュンテリー
まぁこうやって並べてみてもカラフル、カラフル。
早速先ほどのバルキリー水槽に投入してみましょう!
大きな葉っぱのグリーンを背景に色彩が引き立ちます。
早速触れ合うピエナアリとクリサノヴィ
予想通り水草の間をスイスイ泳いで気持ち良さそう。
他の仲間たちも集まってきました。
バルキリーの隙間をマツモが埋めてくれて密生感が出てなかなかいい感じ。
密生度の少ない低層部は魚たちがはっきり見えます。
かたや上層部は水草の中に入ったり出たり。どの種類が出てくるか目が離せないワクワク感があります。
ピエナアリは低層にいることが多く、フォーシャイは上層にいることが多く感じます。縄張りじゃないですが、それぞれの好む場所があるみたい。
やっぱり複数種が入り混じる混泳は賑やかで楽しいですね。
ワチャワチャ感満載‼︎
バルキリーが程よい隙間を作ってくれるので、奥を泳ぐ魚たちまで見えます。
大きな葉っぱの下はやや陰になっていて、みんなの休憩所になっています^_^
水面は葉っぱが上からの光を反射してすごく明るい、日向ぼっこスペース。
お気に入りのノソブランキウスたちが思い思い自由に泳ぐ姿を見れて感無量です!
活き活きと泳ぐノソブランキウスたち
いろいろな魚たちが同じ場所で絡み合う混泳水槽は、やっぱり実際に活き活きと泳ぐ姿を見ることが一番の醍醐味です。
この混泳水槽のいくつかのシーンを動画でご紹介します。
まずは水槽中央のオープンスペース。ここに上からアカムシを落として餌やりの場所になっています。だからでしょうか、水槽の前に立つとみんな集まってきます^_^
次は明るい水面で戯れる仲間たち。光を浴びてみんな活き活きしてますね。
最後は水底に目を向けてみましょう。少し落ち着いた葉蔭でゆったりとした時間が流れます。ピエナアリのお気に入りの場所。
以上、今回は新たなテーマの混泳水槽にチャレンジしてみました。
これからも思いつくまま、いろいろな卵生メダカの混泳を楽しんでいきたいと思います。