自由研究にも最適!卵生メダカの卵を観察してみよう!!

卵生メダカの年魚の卵は自由研究に最適!

自由研究というと小学生みたいですが、大人子供問わず未知なるものへの探求心というものがあって、調べたり研究したりする意欲は素晴らしいことですよね。

今回は卵生メダカの卵について観察してみようという内容です。卵生メダカの年魚は乾季に干上がった泥炭の中で卵が乾燥した状態で成長しやがて孵化するという卵生メダカ愛好家はもちろんのこと、自然の神秘が詰まっていて興味深い題材です。

ノソブランキウスなど卵生メダカの年魚は、寿命は1年と短いですが毎日のように卵を産み、その卵を水槽から取り出して乾燥した状態で保存しておくと卵の中で発育が進み、2〜3ヵ月後に水につけると稚魚が泳ぎ出すという魔法のようなメダカです。

卵生メダカの年魚の繁殖方法についてはこちらの記事で解説しておりますので、ぜひ合わせてお読みください。

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実際、この卵の観察は学校の自由研究にも使えます。お子さんがいらっしゃる方は、ぜひネタに使ってみてはいかがでしょうか?実はウチの子供も小学生の時に使いました^_^

卵の観察に必要なもの

まず、観察に必要なものを用意しましょう。

⬜️卵生メダカ年魚の卵

一番肝心な卵ですが、自分で飼育している卵生メダカから採卵する方法と、知り合いから譲り受けたり購入して入手する方法があります。

採卵日が明確で経過と孵化日のスケジュールが立てやすいので前者をおすすめします。自由研究に使う場合は、夏休みに入る1ヵ月前くらいに採卵して休眠させておくとタイミング的にピッタリです。

また、自分が育てたメダカが実際に産んだ卵を観察するのはとてめ感慨深いものです。ぜひ、この機会に卵生メダカのペアを飼育してみてください。繁殖行動が見られて卵にも愛着がわきます。

繁殖の準備や方法についてはこちらの記事で解説しています。

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卵を譲り受けたり購入する場合はあらかじめ孵化予定日を聞いて、夏休み後半に孵化するタイミングの卵を入手するとよいです。

⬜️ピートモス

卵生メダカの卵は乾燥状態で保管して休眠させますが、その時はピートモスと一緒に保管します。これは適度な湿度を維持するためです。

自分で採卵した場合は産卵床のピートモスを水草から上げたあと卵ごとよく絞って保管します。

採卵の方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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譲り受けたり購入する場合は、卵とピートモスがセットでやり取りされるのが一般的です。そのピートモスをそのまま保管します。

卵がついたピートモス

⬜️ジップロック

卵を休眠させておく時に必要なのが、ピートモスを入れる容器です。水分が蒸発しすぎないようにビニール袋に入れますが、観察で何回も袋を開け閉めするのでジップロックが使いやすいです。

休眠期間と方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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⬜️カメラ

観察した卵を撮影しましょう。撮った画像を貼り付ければ自由研究が様になります^_^

カメラはどのようなものでもよいですが、最近はスマホのカメラが高画質になっていて、小さな卵を撮る際に取り回しやすいサイズなので使い勝手もよく、スマホのカメラで充分です。

⬜️マクロレンズ

卵は小さいのでたとえ視力がよくても肉眼での観察ではよく見えません。顕微鏡またはルーペなど倍率を高くするツールが必要です。

最近は使い勝手のよいマクロレンズというものが市販されています。スマホのカメラ部分に取り付けて撮影できるのでとても便利でおすすめです。

倍率は高い方がよいと思いがちですが接写距離が近いため、あまり倍率が高すぎても全体像が見えなくなります。また逆に低すぎればピンボケになります。

私の経験では、卵の撮影では15倍〜20倍程度がちょうどよいと思います。

おすすめのマクロレンズをご紹介しておきます。広角レンズもセットになっているので接写以外にもいろいろな用途に使えて、クリップ式でスマホ着脱が楽なので気に入っています。

15倍HDのマクロレンズで、高品質な接写機能がスマホで手軽に実現する。肉眼ではっきり確認できないものでも撮影が可能。最短撮影距離は3~4cmで、スマホを顕微鏡に変身させて、昆虫、植物、繊維、指紋、毛穴など微細なものが簡単に撮れる。

水槽内の魚や水草の撮影にも使えるので、マクロレンズは持っていて損はないアイテムだと思います。

卵の観察方法

準備ができたら観察を始めます。

休眠させている卵をピートモスごとジップロックから取り出します。

ピートモスがパラパラと散らばるので、新聞紙やティッシュペーパーのなどを下に敷いておくとよいです。

ピートモスが固まっているので指でほぐしながら卵を探します。

こんな感じで見つかると思います。

そうしたらスマホとマクロレンズの出番です^_^

スマホのカメラ部分にマクロレンズをクリップではさんで装置します。

そのままカメラモードにすると、カメラの先の物がどアップで写し出されていると思います。

卵に近づけていきましょう。

マクロレンズの焦点が合うとクリアに大きく見えます。

もっと近づけるとこんな感じ。

さらに近づけると…

あまり近づけすぎると逆にぼやけてしまいます。

だいたい卵とレンズが2〜3センチくらいがちょうどよいです。

こんな感じで週に一回程度、卵を観察してみましょう。

最初は透明だった卵がだんだん白や黄色味がかってきます。

さらに成長が進んで孵化予定日近くになると…

卵の中に目玉が見えてきます。パンダの顔みたいですね^_^

この段階になった卵を水につけると、卵がはじけるように稚魚が孵化して泳ぎ出します。早ければ水につけてすぐ、遅くとも24時間程度で生まれます。

孵化方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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ここまで1週間毎に約2ヶ月、卵の変化や成長を観察してみると内部で成長していることを実感することができます。卵の観察方法として流れをご紹介してきましたが、これはまさに卵生メダカ年魚の最大の魅力である繁殖の神秘をそのまま体感できる2ヶ月になります。

最後に孵化させた後は、感動と喜びが一気に押し寄せてきます。お子さんにもぜひこの感動を味合わせてあげてください。

ちなみに孵化した稚魚の育て方についてはこちらの記事で解説しています。可愛がって育ててください^_^

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