ノソブランキウス 卵の休眠期間について〜卵生メダカ 年魚の繁殖方法③〜

採卵した卵の休眠方法

この記事ではノソブランキウスの繁殖で、採卵した後の卵の休眠について解説します。

この前のステップの採卵についてはこちらのリンクからご確認ください。

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年魚の繁殖において一番特徴的なのが卵の休眠です。

熱帯雨林では乾季に小川の水が干上がり、次の雨季に雨が降るまで卵は乾燥した状態で乗り切ります。

アクアリウムでもこれを再現し、卵が産みつけられたピートモスを数ヶ月間乾燥した状態で保管します。この期間を休眠期間と言います。

それでは、まず休眠期間の卵の保管方法についてご説明します。

こんな感じで、ジップロックのようなピニール袋に入れて密閉します。
空気が多いと乾燥しすぎてピートモスがからからに乾いて卵もダメになってしまうのでこのようにします。

たまに卵の様子を見るために透明なビニールがよいですね。

袋には採卵した日の日付と品種名を書いておきましょう。

数種を飼育し何回も採卵していると、どの卵がいつの誰のだか、わけがわからなくなってしまいますから。

こうしてセットした卵付きピートモスは20-25度くらいの温度の場所に放置しておきます。 

私はエアコンで気温が安定しているリビングの本棚の上に置いています。

卵が休眠期間を過ごす時、この保管環境が重要です。

でないと休眠期間を終えていざ孵化させる段階で、大切な卵が消えてしまったりカビてしまうことがあります。

でも安心してください^_^

これからご説明する2つのコツを押さえれば大丈夫です。

◇ピートモスの乾燥度合い

ピートモスを袋に入れる時の乾燥度合いですが、水気が残りすぎていてもカラカラに乾きすぎていてもいけません。その中間がベターです。

生息地では小川が干上がった後も、日の当たらない木陰の、表面は乾燥しても中は湿り気を保った状態の泥の中で卵は休眠します。

この状態をイメージして、やや湿った状態でピートモスを保管する必要があります。でも実際どのくらいの湿り気にしたらよいかピンときませんよね。

でもご安心ください。

私の経験から、下記の通りにすればほぼ大丈夫です。

🟠絞っても水がしたたり落ちないくらいピートモスをきつく絞ること

🟠水気を絞ったピートモスは放置せずすぐ袋に入れること

採卵後、しばらく放置して乾燥させる人もいますが、乾きすぎになる場合が多いので、私はおすすめしません。

なお、袋に入れる時に、卵をピートモスと分離して単体で保管するのはやめましょう。

ピートモスは産卵床としてだけではなく、この休眠期間中の卵の湿度、温度、酸素の管理に役立ってくれます。

◇保管場所の温度

ピートモスを入れた袋の保管場所はどこでもかまいませんが温度にだけ注意しましょう。

これも、暑すぎず、寒すぎず、です。

基本的に成魚を飼育する20ー25度くらいの幅で維持できれば問題ありません。

気をつけるのは夏場は25度以上になる場所、直射日光があたる場所は避けましょう。そのためには、私たちが暮らしているエアコンの入っている部屋に置いておくのが安心です。

また、冬場も同様でエアコン環境であれば大丈夫ですが、夜間にエアコンを切って人間だけは布団をかぶって寝るような場合は、忘れずに卵たちもフォローしてあげてください。保温効果の高い発泡スチロールの箱に入れるのが簡単でおすすめです。

合わせて、旅行など外出してエアコンを切る場合にも同様に発泡スチロール箱が活躍します。

この発泡スチロール管理は便利で、エアコンが無い場合の温度管理に重宝しますが、温度管理のために発泡スチロール箱にヒーターを入れて温度を維持するのは危険などでやめておいた方がよいと思います。発火して火事になりかねませんので…。

卵は自然界でもある程度の気温差のある環境で過ごしていますので、そこまで神経質にならなくて大丈夫です。

休眠期間について

休眠中の卵は、中で徐々に成長し、やがて、発眼、といって、外から眼が確認できるようになってきます。そうしたら、もう孵化準備オーケー!待ちに待った孵化のタイミングです。

では、この休眠期間の目安はどれくらいなのでしょうか?

卵生メダカの休眠期間は品種によってかなり幅があります。

ノソブランキウスなど年魚の代表的な品種毎の休眠期間の目安をご紹介します。

2ー3カ月タイプ

ノソブランキウス

ギュンテリー、パトリザイ、エガーサイ、ルブリピニス、カーディナリス、パームクイスティ、フォーシャイ、コーソザイ、フラミコマンティス、フスコタエニアタス、ルードワイルドカンピ、キロンベロエンシスなど

※コーソザイは少し短めに2カ月くらい

3ー4カ月タイプ

旧シノレビアスの仲間

ニグリピス、マグニフィカスなど

ノソブランキウスの一部

ラコビー、クリサノヴィ、ピエナアリ、ニキフォロヴィ、シモエンシーなど

5ー7カ月タイプ

ノソブランキウスの一部

ファーザアイ、ヴィルガタス、カドレキなど

以上があくまで国内で流通の多い品種の一般的な休眠期間の目安です。

なお、この休眠期間は保管環境の温度、湿度、酸素量などによって、実際の発眼タイミングにはかなり振れ幅が生じます。

あくまでこの休眠期間を目安として孵化計画をしておいて、休眠期間の最短期間(2ー3カ月の休眠期間であれば2カ月の時)になったら、卵の入ったピートモスを毎週して発眼を確認するとよいでしょう。

卵の観察方法についてはこちらの記事も参考にしてください↓

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その後、休眠期間を終えた卵の孵化方法についてはこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください↓^_^

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