ベアタンク小型水槽で卵生メダカの飼育を楽しむブログ

卵生メダカ 餌やりの量と頻度についての考察

卵生メダカ飼育における餌やりの重要性

今回は熱帯魚飼育で最も重要といってもよい「餌やり」について考えてみます。熱帯魚飼育では、アクアリウムを鑑賞する以外にも、水換えや水草のトリミングや病魚なケアなどさまざまなやる事があります。その中で「餌やり」の時間は、水槽の中で魚たちに日々飼育者が直接的にコミニケーションできて、意思をもってコントロールできる唯一の機会だからです。これは卵生メダカに限らず全ての熱帯魚において同じことです。

餌やりは毎日魚と向き合ってその様子を観察するのに大切な時間です。魚たちは餌やりの時に活動的になります。だからこそ、見た目だけでなくその動きや活性を余すところなく確認できるので、ただ普通に水槽を眺めている時間には見られない魚の調子をより把握することができます。

ちょっと元気がないかな?食欲がないな…などと魚の体調をチェックしたり、ひとまわり大きくなって色が出てきた!雌のお腹に卵がいっぱいだから繁殖モードかな?などと魚の順調な成長を確認できるチャンスです。何より大好きな魚たちがパクパク食欲旺盛に食べる姿を見るのは、飼育者にとって最も楽しい時間のひとつですよね。

ただ、餌やりが重要で楽しいからといって、やみくもに餌やりばかりすればよいというわけではありません。必要な栄養を摂り成長できる環境を維持するためには、餌やりの頻度と量を考えて行う必要があります。

卵生メダカの一回の餌やりの量について

熱帯魚飼育のノウハウでよく語られているように、餌やりの量は多すぎず少なすぎず、適量がよいです。が、この適量とはどのくらいを目安にしたらよいのでしょうか?まず、何故適量にしなければならないのか、その理由を元に考えてみましょう。

適量にすべき理由は3つあります。

●餌が少なすぎると、魚が栄養不足になり成長に影響が出るから

●餌が多すぎると、魚が食べすぎて消化不良をおこし体調を崩すから

●餌が多すぎると、水槽内に残った餌が水質を悪化させるから

最初の2つは魚の体調や成長に関わることなので、その魚に合わせて適量を見極める必要があります。つまりケースバイケースということです。

では、どうやって自分の水槽の熱帯魚の餌の適量を見極めればよいでしょうか?それには実際に餌を与えて確かめる必要があります。

まず、少量づつ餌を与えてみます。アカムシだったら1匹づつ、ブラインシュリンプだったらスポイト1滴づつ、フレークフードだったら最小単位を与え、食べきったら追加、を繰り返します。

そうするとだんだん食べるペースが落ちてきます。やがて満腹になって餌を食べなくなります。これまで与えた量が満腹量だということですね。ちなみに満腹になった卵生メダカはこんな感じです。

満腹のノソブランキウス ラコビー

 

満腹のアフィオセミオン ガードネリー

いずれもお腹まわりを見るとはちきれんばかりに丸々と膨らんでいます。満腹になると魚はあまり動かなくなり、水草の陰や水槽の隅でじーっとしているので、わかりやすいです。食い過ぎて動けねー!というのは人間と同じですね^_^

動けねー!状態ですが、その様子をちょっとだけ動画でも見てみましょう^_^

ただ、満腹量を与えるのは好ましくありません。先に述べた通り消化不良などで体調を崩しやすくなるからです。ですので、この満腹量のひとつ前の段階が適量の基準いうことになります。アカムシ3匹食べて満腹だったら適量は2匹、という具合です。人間でも腹八分目と言います、同じですね。

また、適量の基準としては、先に適量にすべき理由の3つ目に挙げた、水槽内に残った餌が水質を悪化させないということも重要です。

先ほどの腹八分目量を水槽に投入したからといって、魚が毎回全部を食べているとは限りません。餌をまとめて水槽に入れると水槽の底に散らばってしまい、一部の餌に魚が気がつかない場合があります。また、魚の体調によりいつも食べる量を食べない場合もあります。

このような場合は、残った餌を必ずその場で吸い出して捨てましょう。1日でも餌の残りがあると一気に水質が悪化し魚の調子を狂わす要因になります。この時は餌がもったいないなどと躊躇しないことです。さもなくば魚が病気になり最悪の場合は水槽全滅にもつながりかねません。

以上、熱帯魚の餌の適量についてまとめると

「その魚(水槽)の満腹量の一歩手前の量」  −     「水槽に残った餌の量」

ということになります。

卵生メダカの餌やりの頻度について

さて、一回の餌やりの量について考えてきましたが、そもそも餌やり自体はどのくらいの頻度で行うべきでしょうか?

頻度も高すぎても低すぎてもよろしくないのです。それぞれのリスクを考えてみましょう。

⬜️餌やりの頻度が高い時のリスク

これは魚の状態や環境にもよります。

餌を与えた分だけ熱帯魚は糞をします。この糞から出るアンモニアやリンなどの不要物は水質悪化に直結するため、自分の水槽環境がこの不要物を除去できるサイクルに合わせて餌やりの頻度をコントロールしないと、水槽は水質悪化します。

水槽環境というのは、水草の有無、フィルターの有無、水換えの頻度などです。水草があれば不要物を積極的に吸収してくれますし、フィルターがあれば物理的ろ過で棲みついたバクテリアが不要物を分解してくれます。水換えを行えば糞を直接排出できますし悪化した水質を改善できます。

水草いっぱいでフィルター付きで毎日水量の1/4を水換えしていれば1日何回餌やりをしても大丈夫でしょう(もちろん先に説明した一回の餌やり量は厳守の上で)

⬜️餌やりの頻度が低い時のリスク

魚の成長に餌は大切です。特に稚魚の時は成長に充分な餌を与えることが好ましいですが、一回に食べる量は少量です。一日2回か3回の餌やりができると成長促進に効果的です。

一方、成魚であれば成長ではなく生命維持に対して必要なエネルギーを餌から得る必要がありますが、それはさほどたくさんの量ではありません。極論を言えば1週間に1回でも魚は餓死しません。

逆に魚が食べるからといって欲しがるだけ頻度高く餌やりをしていると、肥満や消化不良になります。魚が欲しがる量と必要な量は同じではありません。人間でも食べたい時に食べたいだけ食べていたら肥満や成人病になるのと同じです。

餌やり頻度の高低のリスクを考えた上で、おすすめしたいのが1日1回の餌やりです。

一般的な水槽の水質管理ができている前提であれば、成魚の飼育においてはこれで充分です。1日1回の餌やりであれば毎日の魚の体調管理を成長の日数と合わせて把握できますし、現実的にはそんなに水槽につきっきりの管理はできないので飼育する側からもベターだと思います。

卵生メダカの餌やりを楽しもう!

餌やりの量と頻度について細かく解説しきましたが、一度自分の水槽での最適パターンを考えてそのサイクルをまわしていくのが魚にとっても飼育者にとっても大切なことだと思います。

そして、何より餌やりの時間は熱帯魚と一番コミニケーションが取れる瞬間です。魚たちの動きや表情を見て楽しんでいただきたいと思います。

最後に餌やりシーンの動画をご紹介します。みんな活き活き餌を食べているのでぜひ見てみてください。

自然界でメダカが生息する小川の上に生い茂った木から虫が水面に落ちてくるイメージで、やや高めの位置からスポイトでアカムシを落としてみました😉

水面から落ちてくる餌に、餌だっ!と反応を始めるメダカたち。活き活きして群がっていますね😋

しばらく餌ではなく水だけを落としてみると、期待して水面にばかり注目が集まります💧😙水底に落ちた餌には気がつかない😂

以上、今回は卵生メダカに限らず熱帯魚全般として、餌やりの量と頻度について掘り下げて考えてみました。

卵生メダカの餌の種類と与え方ついては、こちらの記事でご紹介していますので合わせてご覧ください。

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