餌は何をあげよう
毎日に飼育で欠かせないのは餌ですよね。
卵生メダカは雑食で慣れればいろいろな餌を食べますが、他の熱帯魚同様、栄養価の高い餌を適量与えることが成長には大切です。
また、繁殖を考えた場合、小さく稚魚の口に入る餌であることが重要です。
今回は卵生メダカと餌について考えてみます。
成魚の餌
卵生メダカに限らず、熱帯魚飼育で一番よいのは生き餌を与えることです。
自然界と同じ環境を再現してあげることができますし、何よりも動きがあるため食いつきがよいし、水質を悪化させないのが魅力です。
与えるのは虫やプランクトンになりますが、具体的にはアカムシやミジンコ・ゾウリムシ・ボウフラなどになりますが、これらは入手が難しいという難点があります。
近所に田んぼや用水路がある方は、たまに網を持って水をすくい採取するとベストでしょう。
が、なかなかそのような環境にいない、または苦手な方も多いかと思います。
ミニマルな飼育で私がおススメなのは、ズバリ、冷凍アカムシ1択です^^
言わずもがなですが、どこでも流通していますので店でも通販でも購入できますし、保存しておけるので手軽さ抜群です。
また、他の熱帯魚同様、卵生メダカも冷凍アカムシの食いつきはよいです。
保存には冷凍庫が必要なので、家の冷蔵庫に入れるのに家族の理解が得られるかがカギですが、なんと乗り越えましょう^^
ちなみに私は専用のミニ冷蔵庫を水槽のある部屋において、常時10パックくらい在庫して万全の対応をとっています^^
冷凍アカムシもいろいろな種類が出回っていますが、私のおすすめはこれです。
飼育しているメダカの数によりますが、数ペアまでの飼育の場合、市販のアカムシ1ブロックは大きすぎて余ります。
こちらのアカムシはミニキューブの名の通り2/3くらいの大きさのブロックになっているのでちょうどよいです。
もし、それでも余らせてしますような場合は、冷凍してカチカチの状態で、さらに半分にハサミでカットして使うとよいです。
ちなみに人口餌(粉餌やタブレット)は水に溶けて水質悪化につながるので避けた方が無難です。
もちろんアカムシもあげすぎて水槽に残ると腐敗して水を汚すので、餌やり時にその場で食べきる量にセーブしましょう。
稚魚の餌
稚魚の餌は小さくて栄養価が高く動くもの(生き餌)がポイントになります。
生まれたての頃は冷凍資料はなかなか口にしてくれません。
ですので。ズバリ、ブラインシュリンプ1択です。
こちらも、自然の生き餌(ボウフラなど)を入手するのは難しいこと、栄養価の高いブラインシュリンプの卵が市販されて一般化していることが理由です。
ブラインシュリンプの卵は安価なものも多く出回っていますが、孵化率が悪くかえってコスパが悪くなる事が多いです。
信頼できる実績のあるのはニチドウの製品です。孵化率が高く、小分けになっているので保存しやすいので使い勝手もよくおすすめです。
一部、稚魚がより小型で最初からブラインシュリンプを口にできない種類(カーディナリスなど)は、インフゾリアを与えることがあります。
これは最近はゾウリムシをペットボトル入りで市販されているのを購入してもよいですし、
べランダなどでプラケースに飼育水とレタスの葉っぱを入れて1週間くらい放置すればわいてきます。
目に見えないレベルですが、スポイトでこの水をすいとって稚魚水槽にいれてやるとよいでしょう。
稚魚はブラインシュリンプで2か月くらいまで育ててもよいですが、生後1か月、1センチを超えたあたりからは
冷凍アカムシと併用、最終的に冷凍アカムシに集約するようなイメージで大丈夫です。
ブラインシュリンプの孵化方法方やコツについては、こちらの別記事で詳しくご説明していますのでぜひご覧ください。
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最後に。卵生メダカの餌やりの時間は魚たちも活発になり、見ているこちらも楽しい時間です。私の水槽での餌やりシーン(モグモグタイム)を紹介していますのでぜひご覧ください。
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