ベアタンク小型水槽で卵生メダカの飼育を楽しむブログ

卵生メダカ メスの育て方 〜繁殖に向けた個体飼育の秘訣〜

卵生メダカのメスの成長の重要性

熱帯魚はオス・メスともに丈夫に活き活きと育って欲しいものです。ペアの仲睦まじい姿は見てて癒されますよね。

ただ、卵生メダカの場合、普段はオスばかりに目がいってメスはあまり注目されません。このブログやYoutubeでもいつも取り上げるのはオスばかりになってしまいがちです。他にもグッピーなどでも紹介されるのはオスの画像や動画ばかりで、同じ傾向がありますね。

一番の理由は、その種の特徴がオスの体色・柄やヒレの発達などに表れることが多く、そのカラフルで魅力的な見た目が最優先に語られるからです。

比べてメスは、どの種類かわからないほど似通った体型をしており、何より見た目の色柄が地味です。

なかなか話題になりにくいメスですが、繁殖により次世代の卵を残すメスの存在は非常に重要です。健康的かつ繁殖旺盛なメスを育てることは卵生メダカ飼育のポイントともいえます。卵生メダカ年魚の繁殖で卵が取れなかった…ということにならないようにしっかり育ててあげましょう。

今回は、メスの成長で気をつけるポイントと育て方ついて解説します。

メスの成長で気をつけるポイントと育て方

普通にオスとメスを一緒にして飼育していると、水槽の大きさや飼育しているメダカの数にもよりますが、メスの成長を阻害する要因がいくつかでてきます。これをそのままにしておくと、メスが充分に成長できず、お腹に卵を持てなかったり、元気がなく弱り最悪の場合は死んでしまうこともあります。

日頃の飼育で気をつけるべきポイントはこの2つです。

餌が充分に食べれているか?

オスに追い回されてストレスになっていないか?

ではそれぞれの具体的な内容と対策となる育て方を見ていきましょう。

⬜️メスが餌を充分に食べられるようにする

卵生メダカの成魚は、メスがオスよりも一回り小さいです。種類にもよりますが、オスが4センチになった時にメスは3センチくらい。魚にとって体格の違いは強弱関係に直結します。大きいオスと小さいメスがぶつかった場合、オスが勝つということです。

そのため、成長に差がつき始める生後1ヶ月以降は、餌をオスばかりが食べてしまいメスが餌にありつけないことが起きやすいです。特に成魚になると一口の量が違ってきますので、メスがアカムシを一匹食べている間にオスは3匹くらいの勢いになります。

結果、オスとメスの体格の差がついて繁殖時にうまくいかなかったり、メス自体が成長に必要な栄養不足でお腹に卵を作れなかったりします。作れても体格の貧弱なメスは産卵数が少ないです。

対策としては下記の方法があります。

●餌を水槽内の数カ所に投下してオスとメスがそれぞれ離れた場所で餌を食べれるようにしてあげる

●メスの目の前に少量づつ栄養を落としてやり、先にある程度食べさせてからオスを含めた水槽全体に餌やりをする

●メスを別水槽に隔離して、オスの圧力を受けずゆっくりしっかり食べられる環境を用意する

できれば3つ目のメスの別水槽への隔離飼育ができれば完璧です。隔離飼育の具体的な方法については後ほどご紹介します。

これだけで、メスの成長は格段に変わります。また、メスに限らず成長の遅いオスなども同じ方法を行うことで、他の魚と成長のペースを合わせることが可能です。

卵生メダカの年魚は1年しか生きないだけあって生後1-2ヵ月の成長期の食事が非常に重要です。これは逆に、ちょっと成長が悪い個体もこの方法で成長力を取り返すことができる時期でもあるということです。

充分な餌やりができるとメスも成長がよく体格がしっかりした安産型の体型に育ちます。こんな感じです。

ノソブランキウス カーディナリスの成熟したメス

まるでグッピーのメスのようにお腹がたっぷりして体格もしっかりしています。

⬜️オスからのストレスを受けないようにする

もうひとつ重要なのが、オスからの攻撃や繁殖行動への誘いによるストレスです。

自然界での全ての生き物にあるように卵生メダカにもテリトリー意識があり、餌を食べる時以外でも狭い水槽内で別の相手が至近距離に接近した時には、攻撃して追い出そうとします。卵生メダカは基本温和な魚ですがこれはしかたないことです。

特に身体のサイズが一回り違うオスとメスでは、オスがメスに対し突っつくように追い払うシーンが見られます。この時は心理的ストレスに加え、場合によっては逃げる時に水草や水槽の壁にぶつかって外傷を負うこともあります。

また、最も頻繁でかつ長期間に渡って行われるのが、繁殖行動への誘いです。これはもちろん次世代に子孫をつなぐ大切な行動ですが、オスがその気でもメスの受け入れ準備ができていない場合が多く、そうなるとオスがメスを執拗に追いかけまわしてばかりという状況になります。

この時のメスの心理的ストレスで、メスがすっかりオスに怯えてその後の繁殖行動どころではなくなったり、食欲が無くなり痩せ細って産卵ができなくなったり、放置するとマイナス影響が出る場合があります。

対策としては、常日頃から水槽内をよく観察してオスとメスの関係性や、先のような執拗な追い回しが発生していないか見ておくことです。そして、メスが元気が無かったり萎縮しているような様子が見られた場合はオスを別水槽に移してしばらく隔離します。残ったメスを落ち着いた環境でVIP対応で過ごさせ元気が戻ったころに、隔離していたオスを水槽に戻してあげると解決することがほとんどです。

この場合、元の水槽から隔離水槽に移すのはオスメスどちらでもよいわけではありません。必ず攻撃的だったオスを隔離してください。こうすることでオスは元の水槽に戻った時に行動がおとなしくなり、メスとの関係性づくりに好影響が出ます。たぶん、隔離された事でオレ様意識が無くなるのではないかと私は思っています^_^

メスの隔離飼育について

先ほど、成長期のメスに充分な餌やり環境を用意するため、メスを別水槽に隔離する方法をご説明しました。

具体的には、孵化した稚魚が1ヵ月くらいたってオスメスの区別がつくようになったらしばらく、オスとメスを別々の水槽に分けて育てると成長が早いです。

このようにメスを隔離して飼育すると、餌も充分に食べられて、水槽内を活き活きと泳ぎまわり体力もつき、早熟なオスに追い回されるストレスもないので見違えるように体格がよくなります。

2ヶ月に入る頃からオスと一緒にすれば、すぐにも産卵を始める姿が見られます。

ノソブランキウス ラコビーのメス専用水槽の様子を動画でご覧ください。

どうですか?スタイルや半透明の身体が日本のめだかにも似て、数匹集まるとなかなか見応えがありますよね^_^

メス以外でも、例えばオス同士の喧嘩や、稚魚の育成などで隔離飼育はとても役立つ管理方法です。こちらの記事で混泳時の注意点や簡単にできる隔離アイデアをご紹介していますので合わせてご覧ください。

関連記事

卵生メダカ同士の混泳について卵生メダカはペア飼育が基本。と思っていませんか?実際、私もペア飼育やトリオ飼育をしていますが、これはあくまで品種維持のためで品種間の交雑を避け、それぞれ品種毎の卵を確保し、次世代につなげるため[…]

普段はなかなか目がいかないメスですが、大切に育てることで見違えるような素晴らしい体型や産卵の成果を見せてくれます。なんとも愛おしいです^_^

小型水槽の夏場の水温上昇対策に「ここひえ」がおすすめな理由

ピンポイントで冷却できる小型冷風扇。一晩中つけても1.3円と省エネで、部屋全体を冷やすエアコンより約95%もお得です。

 

>楽でお得で安心!新しい水の使い方

楽でお得で安心!新しい水の使い方

●水道直結だからボトル運搬やタンクの交換が不要!

●どれだけ使っても定額だから長期的にコスト削減

●細菌や臭みを除去し大切な成分は残す安心フィルター

CTR IMG