観察!卵生メダカの繁殖の瞬間を見てみよう! 〜ノソブランキウスの繁殖行動 5選〜

なかなか立ち会えない卵生メダカ 年魚の繁殖の瞬間

ノソブランキウスの繁殖行動は水槽の中でほぼ毎日行われます。

その姿を見るのは、飼育する者にとってこの上ない至福の瞬間です^_^

ただ、この産卵の瞬間は、ずーっと水槽を眺めていてもなかなかお目にかかれないものです。

生後2〜3ヶ月の若親ペアであればほぼ毎日のように繁殖行動をするものですが、私たち人間が鑑賞したい時間にぴったり合うとは限りません。

また、照明があたる明るすぎる環境ではメダカも落ち着かないので、照明を消して暗くなってから行われることが多いのだと思われます。

そんな、なかなか立ち会えない年魚の繁殖シーン。前回は少し離れた位置からの撮影だったので分かりづらかったかもしれません。

今回は、ピートモスの上で繰り広げられる彼らの仲睦まじい姿を動画でたっぷりご紹介したいと思います。

ノソブランキウス エガーサイの繁殖行動

まずはノソブランキウス エガーサイです。

エガーサイのオス。いつ見ても大きなヒレが魅力的です。

メスと遭遇。ちょっと体格差がありすぎるペアです。

オスが誘うもメスは素通り。まだ繁殖気分では無いようです。

寂しそうなオス😂 どこか哀愁を感じます…。

それでもあきらめずにメスを優しく追いかけます。

あまり相手にしてもらえないので、ひとり産卵床のピートモスの上で佇むオス。

ひとり繁殖行動⁈ ピートに潜っては暴れまわっています😅

メスの前ではあんなに優しいのに、やはり寂しさからストレスが溜まっているのかな…?

ようやくメスも産卵床に入ってきてくれました。

オスはさっそくメスに寄り添って優しく誘います。

やっぱり体格差がありますねぇ😅 オスがかなり大きいです。

ペアに体格差がありすぎる場合、小さい方のメスが疲れてしまい繁殖がうまくいかないこともあります。

でもこのオスはとても紳士的で、ガツガツとメスを追い回すことはしません。

そのせいか、ようやくこのメスもオスに対する信頼感がわいてきたような感じにも見えます。

そんな優しい誘い方のシーンを動画でもご覧ください。

そんなペアは次第にピートモスの近くでからだを寄せ合うようになりました。

完全に繁殖準備モードですね☺️

こんなに寄り添っちゃって、仲良し〜!🥰

それでもまだすれ違う二人。😅

しかし、ついにその瞬間がきました!

オスがメスに身体を押しつけます。

背ビレでメスを包み込みます。

からだを震わせてメスの産卵を促します。

この様子はぜひ動画でご覧ください。

 

 

ノソブランキウス ギュンテリーの繁殖行動

次は、ノソブランキウス ギュンテリー レッド。

産卵の最中に遭遇したので、驚かせて中断させないように、ちょっと離れた場所から撮影して後から拡大してみました。

オスの激しい誘いのアクションやヒレの動きで、産卵床のピートモスが思いっきり舞っています^_^

ちょうどピートモスを新しいものに交換したばかりだったのでまだ水に馴染んでいない細かいピートが吹雪のように巻き上がっていますね^_^

メスも産卵の準備万端の様子で、逃げることもなく幾度も寄り添っては身体を震わせてピートに卵を産みつけています。

いつまでも見ていられる神秘的な光景です。

ノソブランキウス パトリザイの繁殖行動

次はノソブランキウス パトリザイ

このパトリザイは繁殖用水槽に2ペアを導入して繁殖をねらっています。

しかしながら、まだ若い2センチ程度のペアだからか、水槽導入から2週間たっても、オスがメスを追っている姿は見るものの、なかなか繁殖行動には至らない様子でした。

せっかく用意したピートモスも放ったらかしのまま・・・。

が、今日風呂に入る前に覗くと・・・

ピートモスの上にメスが・・

オスも2匹とも活性化していて大チャンス!

盛んにオスがメスを誘っています。この時のオスの体色と背びれの広がりが素晴らしいです。

この時は、残念ながらメスに逃げられてしまって肝心な繁殖行動を目にすることができませんでした。

ノソブランキウス カーディナリスの繁殖行動

次は赤いボディが魅力的なカーディナリスのペアです。

水槽の中では常にオスがメスを追って身体をすり寄せています。

メスは成熟した巨漢?^_^なのでへっちゃらな顔をしていますが、

メスが産卵のタイミングにならないとなかなか受け入れないようです。

いよいよピートモスの上でペアがくっつき始めました。

こちらをご覧ください。

仲むつまじいです^_^、

ノソブランキウス ラコビーの繁殖行動

次はラコビーです。

こちらはオス1匹、メス2匹のトリオで万全な体制で臨んでいましたが

なかなか繁殖行動が見られませんでした。

オスもメスをあまり追わないし、メスもピートモスのところになかなか行きません。

ところが妻が洗濯中に水槽をみると、ピートモスに潜っていた、との目撃情報が!

こちらをご覧ください。

ほっと一安心。

オスがいつになく積極的です^_^

ガラス容器の中のピートモスの中なのでわかりにくいですが、確かにメスの上でオスが小刻みにヒレを動かしています。

そして一瞬、ぴたっと動きが止まります。あれだけ盛んに動き回っていたオスが。メスが卵をピートモスに産みつけ、その卵にオスが受精させる瞬間です。

これまでも見ていないうちに産卵は行われていたと思いますが、やはりこの目で見届けると安心します。みなさんにも、ぜひ生で見ていただきたいです。

 

繁殖期のペアでピートモスを交換して採卵するとしっかり卵が産みつけられているが、自分が水槽を見ているうちにはどうしても産卵行動をしてくれない!

という場合は、夜間や留守中にカメラを設置して撮影する方法もあります。

今回、照明を暗くして暗視カメラをまわして撮影してみると・・・ペアで寄り添う姿がバッチリ撮れました^_^

いつも暗い中で繁殖しているのでしょうね。オスメスともに産卵床の上で落ち着いた感じで寄り添っています。

近くにカメラを据えて撮影しましたが、暗い中での撮影で照度を明るく調整しているため、メダカが不思議な体色に見えてますがご了承ください。オスのヒレのブルーが輝いて、これはこれで綺麗なものです…😅

以上、ちょっと工夫して、繁殖シーンを撮影してみました。

 

卵生メダカの年魚の繁殖は、産卵から採卵を経て休眠して孵化するまで、自分で育てている感じを味わえてとても感動的です。

ノソブランキウスの繁殖のやり方については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ、みなさんも繁殖の楽しみを体感してみてください。

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卵生メダカは繁殖の時に一段と素敵な輝きを魅せてくれます。

いっぱい卵が採れるといいなぁ^_^

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