独特の魅力をもつ ノソブランキウス カプリビ
今回は、ノソブランキウスの中でも比較的新しい種類のカプリビをご紹介します。
アフリカの卵生メダカの中でも比較的南アフリカ寄りのナミビア🇳🇦のカプリビという場所で発見された種類です。
正式には ノソブランキウス カプリビエンシス(Nothobranchius capriviensis) と言いますが、卵生メダカでは種名が特定できない発見されたばかりの魚はS P(species)という呼び方をされるため、当初この魚も Nothobranchius sp. Caprivi(カプリビ)と呼ばれていました。
私の印象では、カプリビは見る角度によりさまざまな印象を与えてくれる、上品で神秘的な雰囲気のある魅力的な卵生メダカです。
まだまだ知名度が低いレアな品種ではありますが、もっとその魅力を知る人が増えればいいな、と思います。
美しき霜降りボディのカプリビ
カプリビは、他の記事で紹介しているギュンテリーやラコビーなどと異なる「ブリエリ」というグループに属しています。このグループの魚はやや体高があるのが特徴で、カプリビも身体の長さに対して体高がありコンパクトな印象が可愛い魚です。
特徴的なのは何と言ってもその体色で、ベースはブルー系ですが白く発光したような色合いです。
そこに淡い赤の縦縞の模様が入ることで独特の柔らかい印象が生まれています。
この色彩を私は「美しき霜降り」と呼んでいます^ ^
極上の霜降り肉を連想させるような、舌がとろけそうなカラーリングだからです😋
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ヒレにもボディと同様な色と模様が入りますが、ヒレのベースは透明感があり、向こう側が透けて見えます。
背ビレ・腹ビレ・尾ビレの模様はラインを形成していて、開いた時にとても綺麗です。
魚だということを忘れるくらい、見惚れてしまうビジュアルです。
メスは色がなく地味ですが、身体の後半に線が入るようです。
カプリビの神秘的な発色
ブルー系のノソブランキウスは光のあたり方による発色を楽しむのが醍醐味です^ ^
以前、同じくブルー系のノソブランキウス エガーサイをご紹介しました。
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エガーサイのブルー系と比較すると、カプリビは暗いところで独特の発色をするのが特徴的です。画像では伝わりにくいですがいくつかご紹介します。
青い蛍光色のような輝き!
照明は暗く前部からの光だけです。まるで自分で光っているみたい。
この瞬間は、まるで大理石を彷彿とさせる質感に見えます。
特に頭部のブルーは明るい場所でも光を放って見えます。
最後に動画でもご覧ください。
以上、今回はカプリビをご紹介しました。
画像より生で見た方が感動するノソブランキウスです。機会があればぜひ飼育してみてください^ ^