ラムズホーンが増えすぎる悩みを解決! 〜卵と稚貝を無駄に増やさない方法〜

ラムズホーンの高い繁殖力と増えすぎ問題

以前、ラムズホーンについてはいくつか記事を書きました。

特に繁殖の記事はたくさんの方に見ていただけたようで、実はラムズホーンは人気あるんだなぁとビックリしています😊

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繁殖が確認できた後は順調で、ラムズホーンたちは卵生メダカ水槽の中でいきいきと生活しています。

その後もラムズホーンは繁殖を繰り返し、今は卵生メダカの種類別の小型繁殖水槽の中にそれぞれ3〜5匹、卵生メダカ混泳用の水草水槽に30匹くらいいるでしょうか。

最初の時のように餌が不足して全滅することもありませんし、水槽内に稚貝が見え隠れして産卵と孵化が盛んに行われて安定した環境のようです。稚貝は可愛いですよ〜^_^

一方で「ラムズホーンは増えすぎて困る」とよく言われます。たしかに、ラムズホーンはその高い繁殖力で簡単にどんどん増えていきます。あまりに増えすぎると水槽の正面がラムズホーンだらけになり、鑑賞用のアクアリウムとしてはちょっと…という声もあるようです。

ただ、寿命により一定数は減っていきますし、自分の水槽の中でうまくバランスのよい世代交代ができていれば増えすぎの悩みから解放されます。

今回はそんなバランスのとれた水槽の考え方、管理方法をご紹介します。なお、これはあくまでも我流の考え方やり方ですので、参考にするかどうかは個人の判断でお願いします。ラムズホーンが増えすぎてお悩みの方の一助になれば幸いです。

ラムズホーンを「世代交代」させるという考え方

まず、あらためてラムズホーンの生態を考えてみましょう。

ラムズホーンは雌雄同体といってオスメスがありません。1匹だけだと繁殖できませんが2匹以上を水槽に入れておくと交尾して水草の葉や水槽壁面に産卵します。繁殖力旺盛です^_^

1回の産卵の卵の数は約10〜20個。卵から孵化した稚貝は最初から小さな貝の形をしています。最大3cmくらいまで成長し、寿命は1〜2年くらいです。

繁殖力旺盛で寿命短め。自然界での外敵や厳しい環境の中で次世代への命を確実につないでいくための生態です。

この生態は卵生メダカに似ています。

ノソブランキウスなどの年魚は、約1年の寿命の中で綺麗な姿と旺盛な繁殖行動を魅せてくれます。水槽内で飼育を楽しむ場合も、1匹の魚を何年も大きく育てるという飼育スタイルではなく、卵から成魚=次世代の親を繁殖させてまた卵をとるというライフサイクルを楽しむ「累代飼育」というスタイルです

水槽内でラムズホーンを飼育する時は、特にこの累代飼育の考え方を優先することが大切です。自然界では淘汰されてしまうはずの一代の個体と高繁殖力から生まれくる新しい個体がひとつの水槽内にあふれ返ってしまうため、増えすぎ問題が起きるのです。

「1匹を何年も」ではなく「世代交代」を優先させる。これがポイントです。

卵と稚貝を無駄に増やさない水槽管理方法

では、世代交代を優先した私の毎日の水槽管理方法をご紹介します。先に述べた生態に合わせた自然淘汰を水槽の中で実現させることです。

とはいっても特に特別手間のかかる事はしていません^_^ 水槽メンテナンスのいくつかの場面で、先の考え方をしっかり持って迷わず実行することです。

⬜️餌を与えすぎない

自然界と比較して水槽内では餌を与えすぎがちです。そうすると当然繁殖が盛んになり卵や稚貝の数が増えすぎてしまいます。

卵生メダカなどの熱帯魚と一緒に飼育している場合は、ラムズホーン用には特に餌をやらずに残餌処理に徹してもらうくらいで丁度よいです。それでも生き残る個体が次世代の親です。

その場合、卵生メダカの残餌の量が少ない場合は餓死する貝も出てくると思います。そんな時は、ラムズホーンの生態から淘汰されるはずの個体だったと割り切って気にせず弔ってあげましょう。

ラムズホーンは死ぬと空の色が無くなり透けて横倒しに水槽の底に転がっているのですぐわかります。餓死か寿命かはわかりません。優しい気持ちで水槽から殻を取り出して捨ててあげましょう。

⬜️卵は放置。水槽掃除・水草トリミング時も無視して作業

ラムズホーンは繁殖すると卵を水槽の壁面や水草に産みつけます。

この卵は特に大事に扱わないで大丈夫です。増えすぎたくないのだから過保護に隔離したりしないように。

また、水槽壁面をコケ取りやスポンジで擦りとって掃除する時は、壁面に卵が産みつけられていても無視して綺麗に掃除しましょう。壁面から落ちた卵は運が悪かったと思ってあきらめてください。

水草のトリミング時に水草に卵が産みつけられていても、無視して予定通りカットしましょう。

生体にとって水槽掃除やトリミングは天変地異のようなものです。自然界ではこのような天変地異は日常茶飯事に起きています。その際に一部の個体が淘汰されるという生態系なのです。

水槽丸洗いでもしない限り、見えていない別のところに次世代の卵が生き残っているものです。

⬜️水換えの時も気にせず吸い出す

水換え時にはポンプやスポイトで積極的に水槽底面の汚れや水を吸い出しますが、この時に水と一緒に稚貝を吸い込んでしまうことがあります。

こんな時も気にしてはいけません。吸い出される稚貝は淘汰される運命だったと割り切って水と一緒に処分しましょう。このような不慮の事故は自然界ではままあることです。これを意図的に救ってしまうと、確実に増えすぎの道をたどります。

ポンプやスポイトの穴に入らないサイズまで成長した者だけが生き残るのです。

以上を日常管理の中で行っていれば、ラムズホーンの増えすぎに悩まされることはなくなります。

なお、これはあくまで私の考え方、やり方です。

卵や稚貝が可哀想?と思われる方は、ラムズホーンが増えることを前提に水槽の数を増やすか、そもそも水槽内でラムズホーンを飼わないのがよいかと思います。

また、どうしても命ある卵や稚貝を処分できないという方は、別のプラケースなどでラムズホーンだけを飼育してあげてください。あくまでもこの記事は熱帯魚をメインとした水槽管理を前提として書いています。

ラムズホーンの稚貝

さて、今回は水槽内でラムズホーンを無駄に増やさない管理方法を解説しました。

少々残酷に感じる方もいるかもしれませんが、そもそも自然の生態系では全ての命が生き続けることはできないのですから、水槽内で次の世代を確実に繋げるためにも大切な考え方だと思っています。

だからこそ、生きるべきそれぞれの個体がその寿命の中で、最高に綺麗に元気に輝いた生命力を発揮してくれるアクアリウムが目指せるのだとも思います。

最期に、そんな命の輝きを象徴する動画をご紹介します。

ラムズホーンの稚貝です。

可愛くて仕方ありません!😆

そんなラムズホーンですが、寿命と長生きのさせ方についてもこちらの記事でご紹介していますのでぜひご覧ください。

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