ナイトアクアリウムの魅力
ナイトアクアリウムという言葉を最近よく耳にするようになりました。
通常、水族館は日中営業しているものですが、夜の時間を利用して水族館を営業し、デートスポットとしても大人気ですよね。カップルでなくとも仕事帰りの方なども利用できて素晴らしい大人のアミューズメントだと思います。
今回は、外出しなくてもおうちで楽しめるナイトアクアリウムをやってみよう!というテーマなのですが、水族館の内容とはちょっと違う点があります。
水族館のナイトアクアリウムは、雰囲気を出すために館内の照明を暗くして、水槽の照明だけをつけた浮かび上がるような幻想的な演出が魅力です。照明のカラーもブルーやパープル・ピンクなどと昼間とは違う色彩演出で、空間を楽しむ工夫が行われています。クラゲを見るのがお洒落みたいですね。
もちろん、おうちでこれをやるのも面白いです^_^ 部屋の照明を消しただけでも水槽が際だって見えますし、照明のカラーを変えればまさにナイトアクアリウム!^_^
ただ、私がご提案したいのは、演出的なことではなく、水槽の中の夜の生態を観察するという意味での「おうちでナイトアクアリウム」です。
夜のネイチャーアクアリウムを生態観察する
夜の水槽は照明を落として暗くなります。
その間、人間もおやすみしてお魚ちゃんまた明日、というのが通常ですが、魚たちが暗闇でどうしているのか気になりませんか?^_^
日中の明るい環境では見れないメダカたちの姿を見てみよう!というのが今回の趣旨なので、水槽の照明は消したまんまで観察します。
先日、ネイチャーアクアリウムを気取って卵生メダカの水草水槽を作ったのですが、照明を消すとよりネイチャー感が増して見えたので、ちょっと覗いてみようと思ったのがきっかけです。
※卵生メダカのネイチャーアクアリウムの記事はこちら
自然界、卵生メダカであればアフリカのジャングルの小川の中でどんな生態をしているのか、夜の探検に行った気分で観察してみましょう!
夜のジャングル探検スタート‼︎
さっそく水槽を覗いてみましょう!
用意するものはペンライト。暗い水槽の奥を覗くのに必要です。スマホのライトでもよいです。
水槽の電気を消して水槽に近づいていきます。夜のジャングル探検のイメージで静かに、静かに…近づきます^_^
部屋の照明はつけても消してもよいです。消した方が気分が出ますが、暗いのでくれぐれも足元に気をつけて。
水槽に近づいたら持ってきたライトを点灯します。
あっといきなり目の前に眩しい光が!
そしてその光の中に何かがいます!!
誰だっ!
ノソブランキウス ラコビーでした😆
いき真っ正面にいたものだからスマホのらいとがダイレクトに反射して眩しいこと。
ライトが反射してボディのラコビーブルーが、エメラルドグリーンっぽく見えます。
いきなり遭遇して面食らったものの、引き続き水面の方からライトで照らして探索してみます。
おっとここにもラコビーがいました。草の陰の流れがゆるやかな場所で休んでいるようです。
さらに水面まで達した水草の一番上に、ちょろりと可愛いお顔が見えます。
葉の上にからだを乗せて休んでいるようです。
その奥にもラコビーが見えますね。
結構水面にいるんだな、と思いながら今度は水中へ…。
草の茂みの中に生態反応発見!!
こんなところにもいたのかラコビー。
光を当てられてちょっと眩しそうです😅
水底にはガラス製のグラスが水草ポットとして置いてありますが、その陰から顔を出す可愛い子がひとり。やっぱり昼間とはいる場所が違いますね。隠れていてびっくりしたような表情に見えます^_^
卵生メダカ ノソブランキウスは群れをなさないので、それぞれが居心地の良い場所を確保してじっとしているんだということがわかりました。それも草や物陰に隠れたような場所を好んで。水槽の中は安全ですが、実際の自然環境では外敵から身を隠しておける場所を選んでいるんだなぁ、と思いました。
最後に、今回のアフリカの夜の小川の中へのカメラ潜入(したつもり)の動画をご覧ください。画像より臨場感があります。
というわけで、一人で盛り上がってしまいましたが、たまには気分を変えてこんなアクアリウムの楽しみ方もあってよいかと思います。
ちょっとしたドキドキ感も味わえますよ😊
今回ナイトアクアリウムで遭遇したメダカはノソブランキウス ラコビーでしたが、ラコビーについてご存知無い方はこちらでご紹介していますのでぜひご覧ください。
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とっても魅力的な卵生メダカです^_^