ちょっと上品?なノソブランキウス
今回は ノソブランキウス ヴィルガタス をご紹介します。
日本国内ではあまり知られていない種類ですが、とても魅力的な卵生メダカです。
ヴィルガタスは南アフリカのスーダン出身で、独特の雰囲気があります。
見た目が派手派手なのは言うまでもなく、そのカラーリングは白とオレンジのツートーンで唯一無二。さらには白いボディは光があたると発光したように輝きます。
野生味を一切感じさせないこのヴィジュアルは、洗練された上品さを感じさせ、他のノソブランキウスとは一線を画すオンリーワンな種類です。
ノソブランキウス ヴィルガタスの魅力
それではヴィルガタスを観察してみましょう。
白いボディには斜めに細いオレンジのラインが入っています。
背ビレと尻ビレも白ベースですが濃いオレンジ(赤褐色?)の模様が入ります。
尻ビレ半透明の白でブラックの縁取り。
ヒレはボディに対して大きめなのでかなり目立ちます。
上から見ると透けるようなホワイト。
光があたると白い部分に青白い光が浮かび上がります。
ボディだけでなく各ヒレの白い部分も。
尾ビレは半透明なので青白くなるとゴースト感が出ますね^_^
エガーサイのブルータイプのように、元々のベースカラーが青なのだと思います。
ちなみにエガーサイ ブルーの紹介記事はこちらから。
地域変異の多いノソブランキウス エガーサイ今回はノソブランキウス エガーサイをご紹介します。卵生メダカの名前はどれも日本語での読み方が難しく、エガーサイだかエガーザイだかエッゲルシィだかはっきりしないので、人によって言い方が違う[…]
エラの内部の赤みが透けて紫色なのも特徴的です。
全身発光したような姿はまるでロウ細工のようで不思議です。
泳ぐ時はヒレを閉じめにして流線形に。ボディのストライプが眩しい。
止まって休んでいる時はノソ特有の楕円形スタイルで、大きなヒレを魅せてくれます。
濃い色の背景に浮かび上がるようなヴィルガタス
水槽の中とは思えない幻想的な雰囲気
こちらの個体は尾ビレの縁のブラックがくっきり出てカッコいい
尾ビレが大きいので後ろから見た眺めも最高です。
青白い尾ビレは無地ですが、放射線上に細かい線が入っているのが分かります。
ヒレを大きく拡げた姿は見惚れてしまいます^_^
この角度から見るとヒレが垂直に立ち上がっているのがよくわかります。
ヒラヒラはためくとブルーの発色が出たり消えたりして美しい。
背ビレと尻ビレがオレンジの縁取りになっているのがくっきり見えますね。
正面から見ると真っ白^_^
前から&横から。
背ビレと尻ビレの模様は規則的なライン状になっていて綺麗。
どアップ①
どアップ②
オレンジと白のコントラストは本当によく目立ちます。
水面で強い照明を浴びると青みが増します。
また違った印象が味わえて、これもよし。
複数飼育していると水槽が賑やか。
かなりたくさん画像でご紹介しましたが、最後にいくつかベストショットを…^_^
蝶のように舞う ヴィルガタス
大きなヒレを優雅にはためかせて泳ぐヴィルガタスの姿は、まるで蝶々のようにも見えます^_^
ヴィルガタスが水槽の中を泳ぐシーンを動画でご覧ください。
とても見応えのあるヴィルガタス。休眠期間は5〜8ヶ月とやや長めですが、飼育・繁殖自体は他のノソブランキウスと変わりません。おすすめの一種です。