網目の綺麗なノソブランキウス
今回はノソブランキウス マライセイをご紹介します。英名でNothobranchius malaissei なので、マライッセイと表記されることもあります。
マライッセイの出身地はアフリカのコンゴです。東アフリカに分布するノソブランキウスの中ではだいぶ内陸に位置するエリアに生息していますね。
マライセイはノソブランキウスの分類ではブリエニグループに属しています。同じグループには以前ご紹介したシモエンシーなどがいます。ちなみにシモエンシーもコンゴ出身です。
ノソブランキウス シモエンシー今回はシモエンシーをご紹介します。シモエンシーはアフリカのコンゴ出身の卵生メダカです。ノソブランキウスの中ではブリエニグループに属し、やや頭でっかちなイメージが可愛い魚です。[…]
マライセイのヴィジュアルの最大の特徴は全身に入る細かい網目模様です。他にも柄が網目のノソブランキウスはいますが、その中でも1.2を争うほどの細かくびっしりと入る網目がとても綺麗な魚です。
それでは、水槽の中のマライセイの姿をもっと観察してみましょう。
マライセイの特徴と魅力
マライセイは、赤・青・黄の3色の発色を持つ綺麗な魚です。
各ヒレは大きめで常によく開いているので見応えがあります。
いかにもブリエニグループという、頭でっかちな体型。
オスの体色はベースが水色で、鱗に沿って赤褐色が広がります。
かなり細かい網目状のデザインが特徴。各ヒレにも網目を思わせる不規則な模様が入ります。
背びれは水色で、赤褐色の斑点が入ります。
尻ビレは水色ベースではありますが、中央部分に強い黄色の発色。ここにも赤褐色の斑点が入ります。
尾ビレは水色に赤褐色の斑点ですが、やや黄色の発色が弱めに入ります。
こちらはメス。色は出ませんが、他のノソブランキウスのメスと比較すると、やや黄色味がかって見えます。
オスの斜め正面からのショット。縦には体高がありますが横方向には意外に厚みが無いスタイルで、開いたヒレと相まって鋭角な印象を与えます。
背景を黒くすると色が濃く映ります。
模様が複雑で眺めていて飽きません。
うおづらも可愛い。顔から背中にかけて赤の発色がつながっているのが分かります。
あと、かなり受け口なのが分かります(笑)
泳ぐマライセイの姿を堪能しよう
最後に泳ぐマライセイを動画でお楽しみください。
いかがでしたでしょうか。マライセイは日本国内での知名度はまだまだ低い種類ですが、多様な色柄が楽しめる魅力的なノソブランキウスです。
卵のサイズも大きめで休眠期間も3〜5ヶ月程度なので繁殖も比較的簡単ですので、機会があればぜひ飼育してみていただければと思います。
卵生メダカには本当に個性的な仲間たちがたくさんいて飽きませんね^_^