初心者向けの綺麗なアピストグラマ ボレリー
小型熱帯魚界の人気一大グループとして有名な「アピストグラマ」
品種数や繁殖形態などがとてもマニアックで魅力的で、卵生メダカ同様、我々趣味人にはたまらない魚たちですよね!
今回はアピストグラマの中でも昔から馴染みのあるボレリーをご紹介します。
アピストは一般的に飼育難易度が高いと言われがちですが、その中でボレリーは初心者向きと言われています。かくいう私も初めてアピストを飼育したのはボレリーでした^_^

それではボレリーの魅力を一緒に見ていきましょう!
アピストグラマ ボレリーの特徴と魅力
アピストグラマの仲間といえば、背ビレがトゲトゲしていて、カラーもダークメタリックで、シックでカッコいい印象があります(私だけだったりして…😅💦)
その中にあり、ボレリーは一線を画した風貌で、洗練されたクリアな印象と可愛らしいが持ち味です。

オスの背ビレは、旗のように均一に大きく広がり、イエローベースのカラーリングが華やかな!
体表にはメタリックな輝きがありますが、ベースカラーが透明感のある淡いパールグリーンのグラデーションなので、優しい印象を受けます。
ヒレの印象と相まって水槽内を一気に明るくしてくれる存在感があります。
ちなみに、ボレリーにもカラーリングにいくつか種類があり、この画像はオパールと呼ばれるタイプでしは。

顔まわりには、アピスト特有のドットが入ってます。
クリっとしたお目目のまわりに白いドットが散りばめられてとっても可愛い表情^_^
正面から見るとこんな感じ↓

ボレリーのオスはサイズ的には5ー8センチくらいなので、ペアなら30センチ水槽で充分繁殖まで楽しめます。
ちなみにメスはちょっと小柄で3ー4センチ程度です。

メスは普段は暗褐色で地味で目立たないのですが、繁殖モードになるとビックリするくらい全身真っ黄色になります。

目のあたりに縦の黒ラインがくっきり浮き出るのも特徴です。

水槽の中に平たい植木鉢のかけらや産卵筒を入れておくと、ペアが仲良く入って産卵を開始し、植木鉢や産卵筒の壁に卵を産みつけます。

メスが繁殖モードになるまでは、オスが攻撃的で一方的にメスを追い回していますが、こんな仲睦まじい光景を見れるとホッとします^_^

アピストグラマ ボレリーの飼育を楽しもう!
ボレリーは水質にもうるさくないので普通の熱帯魚飼育と同様に飼え、繁殖難易度も低いので知らない内に産卵していることが多いです。
繁殖は特徴的で、卵が生まれたらメスがつきっきりで稚魚を育てます。
ただ、オスは卵や稚魚を食べてしまうことがあるので、稚魚が1センチくらいに育つ生後1ヶ月まで別水槽に隔離するのがよいです。

繁殖〜子育てについてはまたの機会にご紹介したいと思いますが、その甲斐甲斐しい光景はアピスト飼育ならではですので、ぜひ体験の価値ありです^_^
最後にボレリーのペアの様子を動画でもご覧ください!
アピストグラマにはボレリー以外にも魅力的な種類がたくさんいます。
こちらの記事で特集していますので、ぜひご覧ください。
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