水草水槽に映える小型熱帯魚の群泳
熱帯魚水槽は眺めていると癒されますよね。
水草いっぱいの水槽の中で小型美魚たち泳がせると風景を切り取ったみたいでなおさら綺麗です。
このようにアクアリウム全体を鑑賞するときには、魚単体の美しさだけでなく、群れをなして泳ぐ「群泳」を楽しむのもアクアリストの楽しみのひとつです。
熱帯魚初心者の方もこの群泳をイメージして初めての水槽を立ち上げた方が多いのではないでしょうか?私も一番始めはネオンテトラなどカラシンの仲間をメインに60センチ水槽で群泳を楽しんだことを思い出します。
この群泳に欠かせないのが水草。自然界の雰囲気を再現してネイチャーアクアリウムを味わうことができます。主役は魚だけでもなく、水草だけでもなく、その一体化した空間を楽しむ味わい深い瞬間です。
群泳させる魚には、個を主張しすぎずに一定方向に群れをなして泳ぐ小型熱帯魚が向いています。
今回は私のおすすめの群泳させて楽しい魚たちをご紹介します。
群泳におすすめの小型熱帯魚5種
👍 ラスボラ ヘテロモルファ
東南アジアに生息するコイの仲間です。小さくて体色が非常に綺麗なので人気があります。体色はオレンジ色のベースにブラックのデルタラインが入り目立ちますが渋さのある味わい深い美しさです。
群泳させると一段と存在感が増すので、10匹以上群泳させることをおすすめします。
👍バタフライ レインボー
南半球のニューギニアやオーストラリアにいるレインボーフィッシュの仲間です。
レインボーフィッシュならではの透けるような透明感のある体色と、光る青い目、何よりも特徴的なのは上を向いた胸ビレです。また、オスの背ビレと尻ビレが伸長し水中を泳ぐ姿がまるで蝶のように見えることから「バタフライ」のネーミングがついているくらい美しい魚です。温和性格で群泳にオススメな魚です。
👍ミクロラスボラsp.ハナビ
ミャンマー原産の小型のコイの仲間です。先ほどご紹介したラスボラ ヘテロモルファとは異なる、近年見つかった比較的新しいラスボラの種類です。
HANABI またはギャラクシーとも呼ばれる理由は、そのボディに細かいドット状に広がった模様がまるで夏空の花火や銀河系を想像させる美しさを持つことです。
また、オスは各ヒレに鮮やかな赤が入りなおさらのこと綺麗です。美しいです。群泳に映えまくりますね^_^
👍コリドラス ピグミー
南米原産の超小型のコリドラスです。小型のコリドラスの種類は俗称チビコリと言われてアクアリストから愛されていますが、ピグミーは最大でも3センチ程度とより小さく、他のチビコリが底面で活動するのと異なり、遊泳性が高く中層を群をなして泳ぐため群泳を楽しめます^_^
ボディには黒いラインが入り、コリドラスとしては鼻(ノーズ)が短愛くるしい姿が可愛い魚です。
👍アフリカン ランプアイ
最後は卵生メダカの仲間のアフリカンランプアイ。
小さくて一匹一匹は地味に見えますが、水草水槽で群泳させた時のマッチング的には◎です!
魚単体の個性が強すぎないことと、青く光る大きな目が群れて移動する姿は圧巻です!!
ランプアイについてはこちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください!
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以上、今回は卵生メダカに限らず、群泳をテーマに考えた時におすすめの可愛い小型熱帯魚をご紹介しました。
レイアウトや水草に合わせてどんな魚を泳がせるのか考えるのは楽しいですよね!
私も卵生メダカと他の魚の群泳を計画中です^_^
小型美魚の楽しみ方はいっぱいあります。
繁殖を楽しむのにおすすめの小型熱帯魚をこちらの記事でご紹介しています。
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