ノソブランキウス ピエナアリ 〜 Nothobranchius pienaari 〜

ブラックラコビーの異名をもつピエナアリ

今回は ノソブランキウス ピエナアリ をご紹介します。

ピエナアリはその外見から長年ブラックラコビーと呼ばれていました。

正確に言うと、最初にアフリカの小川で発見された時にその柄などの表現からラコビーの黒い形態と認識されましたが、その後の分類学上の分析によりラコビーとは別の新しい種として確立された経緯があります。

その間なんと約40年。ブラックラコビーとして親しまれてきた面白い種類です。確かに色合いを除けばラコビーにそっくりですね。

ちなみにラコビーの紹介記事はこちらから。

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ノソブランキウス ピエナアリの魅力

それではピエナアリをじっくり観察してみましょう。

まず目に飛び込んでくるのは尾ビレのオレンジのライン

黒い縁取りが入るところがラコビーを思わせます。

ボディカラーは青緑と赤褐色。

色こそ違えど網目状の柄の細かさまでラコビーに瓜二つ^_^

背ビレと尻ビレはラコビーより暗い青に褐色の紋様が入ります。

パッと見は地味ですが、渋くて味のあるヴィジュアル。

泳ぐと鮮明な尾ビレのオレンジがかなり目立ちます。

照明があたるとボディ部分が明るくなってまた印象が変わります。

背ビレと尻ビレだけがブラックに見えてカッコいい^_^

角度によっては青緑の発色が光って綺麗。

体型はノソブランキウス特有のずんぐりむっくりですが、ラコビーより丸みのある感じ。

体型だけでなく各ヒレもラウンドしているところが好きです。

ヒレをいっぱいに開いた姿は見応えがあります。

後ろに見えるのはラコビー。ピエナアリはちょっと大人なラコビーという雰囲気があります。

近くでヒレの紋様を楽しむのも一興。

私は少し暗めの照明で見るピエナアリが好きです。

色彩の渋さが増して魅力がより引き出されると思います。

ブラックとオレンジのコントラストがくっきり。

水草にもよく映えます。

水草の間を泳ぐとこぼれる光でボディカラーが変化します。

水草の陰に入るとこんな感じ。

深みのある濃い緑の水草が似合います。

より野生味を感じる気がします。

泳ぐピエナアリ 〜ラコビーと比べてみよう〜

最後に、水草水槽の中で気持ちよさそうに泳ぐピエナアリを動画でご紹介します。

ラコビーと混泳させているので、たまにチョロチョロとラコビーも見えます。

ぜひ比較してみてください。

ピエナアリはその落ち着きのある色彩から水槽の中でも存在感のあるノソブランキウスで、見ていて癒される私のお気に入りの種類です。

ぜひみなさんもぜひ飼育して生ピエナアリを堪能してみてください。

ちなみに、ピエナアリ同様ラコビーから派生して分類された種類にはクリサノヴィもいます。こちらの記事でご紹介していますので興味ある方はぜひご覧ください。

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