ノソブランキウス フラミコマンティス
今回は卵生メダカの年魚 ノソブランキウス フラミコマンティスをご紹介します。
ノソブランキウスの中では古くから知られている種類です。
国内ではあまり流通しておらずちょっとレアな魚ですが、海外では有名です。
フラミコマンティスはノソブランキウスの中ではギュンテリーと同じ仲間に属します。
人懐っこくて水槽内でも活発に泳ぎまわり、見ていて飽きない可愛い魚です。
名前のフラミコマンティス(flammicomantis)はラテン語で「炎」を表しています。英語でいうと flame になりますね。
たしかに、そのヒレの形やカラーはまるで炎を連想させてくれます。
それでは実際のフラミコマンティスを観察してみましょう。
炎のノソブランキウス
フラミコマンティスはかなり寸胴な体型をしています。
ギュンテリーよりもさらに体高が低いやや細長なイメージです。
全身が赤系のノソブランキウスですが、赤の発色は環境によりかなり変わります。
この写真は少し色が飛んでオレンジっぽく見えます。
背ビレと尻ビレの先端が尖ってギザギザしていますね。
白の不規則ラインが入って燃え盛る炎をイメージさせてくれます。
フラミコマンティスのもう一つの特徴は下アゴが濃いオレンジになるところです。
体色の濃淡は結構変化しますが、下アゴのオレンジはどんな時でも濃い発色です。
うおづら^_^
調子が上がると全身の赤の発色が濃くなります。
印象がだいぶ変わりますね。
全身のレッドに対して尻ビレの先だけがオレンジなのがわかります。
まさに炎のノソブランキウス🔥
尾ビレは模様がなく半透明のレッドですが、泳ぐ度にゆらゆらと揺れて綺麗。
まるで蝋燭の炎みたいです🕯
赤系なので水草によく映えます。
照明の光量を落として観察すると より発色が際立って見えます。
小さいながらも結構 色の存在感があります。
一方、メスは他のノソブランキウス同様 無地のグレー体色
ペアにするとわかりますがメスも結構 寸胴体型^_^
オスが優しくメスにアピール中
ちょっとしつこくアピール中
もっとしつこく…
すり寄っていきます
ロックオン!
かと思ったら、スルー
残念!!
フラミコマンティスは細長いのでペンシルフィッシュみたいな
どこかカラシン系の佇まいも感じます
群泳させたら面白いかもしれませんね。
ようやく二人でピートモスの上へ
フラミコマンティスの勇姿
最後に動画でもご覧ください。
フラミコマンティスは、「カッコいい炎のような容姿」と「ノソブランキウス特有の寸胴&おとぼけ顔のゆるキャラ感」を持ち合わせた魅力的な卵生メダカです。
機会があればぜひ飼育してみてください。