アピストグラマ エリザベサエ(Apistogramma elizabethae)

アピストの女王  アピストグラマ エリザベサエ

今回はアピストグラマ界の憧れ、至宝、女王様^_^

エリザベサエについてご紹介します。

アピストグラマ エリザベサエ

前回、初心者向けアピストとしてボレリーの記事を書きましたが、エリザベサエは飼育難易度が高く、現地採集の輸入数も少ないことから、流通価格も高めで手が届きにくい品種というのが一般的な認識です。

そのため、いつかはエリザベサエ…的な憧れの品種としてアピスト界では一目置かれるポジショニングを確立しています。

ただ、どんな品種でも一度自分の水槽で飼育し馴染んでしまえば親しみ深い自分の魚になるものです。

私の飼育経験からも、飼育自体はさほど難しくないと感じます。ただ、繁殖となると水質やタイミングなどちょっと工夫が必要かな、と思います。

そんなエリザベサエの魅力を一緒に見ていきましょう!

アピストグラマ エリザベサエの特徴と魅力

エリザベサエはスマートな体型と輝く体色、そして精悍なヒレの形が特徴的なアピストグラマです。

そして、そのビジュアルの魅力は成長とともに進化していきます。

若い内は体色は暗褐色で地味なイメージ。尾ビレの先が丸いラウンドテールになっています。

エリザベサエの若魚

成長すると体色に黄色味がついてきてヒレが伸長。尾ビレがスペードテールに見えますね。

背ビレや尾ビレはさらに伸びていきます。

尾ビレの先が割れてライヤーテールに変化。背ビレもトゲトゲが立ってきます。

顔まわりにブルーのドットがギラギラと浮き出てきて、体色も赤みが濃くなってきます。

Photo by Çevrim Dışı

各ヒレはさらに伸長し、興奮した時には大きく開いて立派で見応えがあります。

最終的に尾ビレはランケオレートテールと呼ばれる王冠のような形になります。

体色はさらに濃くなり、特に腹部が濃紅に染まり綺麗です。

Photo by Aquariofilia consapevole

このように素晴らしい成長過程と成熟した時の精悍な姿がAエリザベサエの魅力ですが、水槽飼育においてはなかなか彼らの本来の美しさを引き出すのは難しいです💦

一番ポイントとなるのが水質で、彼らの生まれは南米のアマゾン川水域でかなり酸性に偏った水質に住んでいるので、飼育する時は水質をPH6.5以下、繁殖に向けてはPH5.0-5.5くらいの環境をつくってあげると調子が良いようです。

ということで、エリザベサエの飼育については私もまだまだ修行中ですが、彼らの美しさを最大限に引き出し、いずれは繁殖にもトライしたいと思います^_^

その他のアピストグラマについては、過去に特集記事を書いていますので、ぜひ合わせてご覧いただけると嬉しいです。

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