和を感じる ブラック系のめだか
今回はめだかです。
以前こちらの記事でめだか飼育の楽しみ方について触れました。
日本人に馴染みの深い めだか飼育めだかは、日本人なら皆小さい頃から馴染みのある魚ですよね。日本中の田んぼや小川にいて、めだかの学校は〜♪なんて歌まである日本の宝ような小型魚です。ただ、めだかは日本固有の魚ではなく、その生息地は東[…]
めだか人気は依然衰えること無く、色・体型・ヒレの形などの特徴を掛け合わせることで次々と改良品種が作出され、今では本当に多種多様な種類の飼育を楽しめる時代になりましたね。自分好みのめだかを見つける楽しみも倍増しています!
ちなみに私はブラック系のめだかが好きです。アフリカや南米出身の卵生メダカの派手派手な体色に囲まれているせいか、日本のめだかには「和」を感じさせてくれる少し落ち着いた色合いを求めてしまうのかもしれません^_^
ブラック系のめだかは人気があり、オロチやブラックダイヤなど魅力的な種類がたくさん作出されています。その中でも一番私好みなのは五式タイプRというめだかです。
ブラックベースにオレンジの発色が乗る体色は、派手すぎず地味すぎず絶妙なバランス。また、ブラックとオレンジの色の出方が個体毎に微妙に異なるのも面白く、殖やしてそれを楽しむのが繁殖マニアとしての楽しみ方です^_^
それでは五式タイプRを画像で観察してみましょう。
五式タイプRの特徴と魅力
こちらが五式タイプRのペアです。
上がオス。下がメス。
このペアはオスの色が若干飛んでしまって黄色っぽく見えますが、自慢のブラックとオレンジカラーはオスメス顕在です。
オスとメスを見分けるポイントはいろいろありますが、尻ビレの形で見分けるのが分かりやすいです。オスの尻ビレは幅広く平行四辺形に拡がります。
また、オスは背ビレには切れ込みが入るのも特徴です。
こちらがメス。この個体はヒレの透明の部分が多いため若干分かりにくいですが、上のオスと比べると違いが分かります。
めだかには、背景の色に体色が同化する背地反応という保護色効果をもつ種類が一般的ですが、五色という種類は背地反応が無いので白い背景でも黒のままというのが特徴です。ベアタンクで照明全開のため光が反射しまくりの私の水槽の中でも黒く見えますね(若干は透けてる感じもしますが…^_^)
このメスは五色ならではのブラックとオレンジのコラボレーションがよく分かります。ボディがブラックで頭とヒレにオレンジが乗ります。
オスも同様。まだ成長期なのでヒレの発色がはっきりしていません。変化を見守るのが楽しみです。
やや上見のショット。なかなか渋いです。
ブラック系のめだかは引き締まった印象がありカッコいいですが、ちょっと差し色にオレンジが入ると可愛らしさも感じますね。
五色でもより黒強めの個体はGODと呼ばれていますが、この個体はGODのF1になります。
いわゆる基本的なめだか体型。シンプルな魅力がありますね。
この角度が好きです。頭部がかすり模様のように見えて和を感じます。
メスを追うオスの図。
ヒレの違いがよくわかります。
うおづら。オレンジフェイスに黒いお目目が可愛い^_^
五色の全身に墨が入ったような色柄は、まさに日本のめだか、という佇まいがあります。
横見で楽しむGODのペア
めだかは上見で見る、とよく言われます。ビオトープなど屋外で楽しむ場合は、上見で見ると涼しげな雰囲気があってよいですよね。
ただ、私はどちらかと言うと横見で見るほうが好きです。卵生メダカなど小型水槽での室内飼育がメインだからかもしれません。
五色タイプRの泳ぐ姿を横見の動画でご覧ください。
めだかは体型・ヒレの形・色などの改良により、原種より際立ったタイプが数多く作出されています。
ヒカリ体型やヒレ長やラメ系など、それぞれの特徴がより際立ち魅力的ですよね。またお気に入りのめだかを見つけたらご紹介したいと思います^_^